冷泉彰彦さんに、なにかと訊く。

ほぼ日から、面白いと思った部分だけ抜き書き。

かなり「できる」はずの外交官も、
国連総会なんかではカタカナ英語でやったりするらしいんです。


むかしはね、絶対ヘンだって思ってたんですけど、
英語を流暢に操る外交官を見たら
「この人、日本の国益を代表してくれるのか?」
‥‥って疑念を、ふと抱いちゃうかもしれない。


そのあたりの心理的なメカニズムまで
ふくめて考えないと、不十分だと思うんです。
一概にダメとは言えない、というかね。


第一回 冷泉彰彦さんに、なにかと訊く。

わたし、作家としての処女作にミステリーのような本を出してるんですけど、
そのときにですね、アドバイザー的な立場にいた角川春樹さんが
「そうだなぁ、ミステリーだろ?
 だったら 思いっきり派手な名前にすれば」って(笑)。
「いかがわしさが滲み出るぐらいの画数の多いやつでいこうぜ」
なんて言って、そそのかされまして(笑)。


第一回

まず、スマイルが欲しかったらチップを払わなきゃダメです。アメリカでは。


第二回

とにかく他人に対しては「ナイスに」が基本形。

他人を傷つけちゃいけないし、他人のプライドを損ねてはいけない。

たとえば、パーティをやるってときに、招待されない人に対しては
決してパーティのことを明かしてはいけないという、
強いおきてがあるんです。


糸井: 傷ついちゃうから。


それはもう、ちいさなころからきっちりと教え込まれるんですけど、
このことって、アメリカという国を考えるうえでけっこう大きいと思うんですよ。


第二回