部下がやってられないと思う瞬間
佐藤 そういう経験もしてきたので、自分がスタッフを抱える身になった時、きっと雇っている方は何でもないと思うようなことであっても、公私混同が1ミリでもあったらスタッフは嫌だろうな、と考えるようになりました。
清野 ご著書の中に、ファクスでも私用のものは、たとえ1枚であろうとも、絶対に自分で送る、と書いておられましたね。
佐藤 はい。それはそうですよね。
清野 それ、どんな方でも基本的には分かっていると思うのですが、甘えられる部下がいるとつい・・・・・・。だから、上司として公私のけじめがつけられるか否か、の間には、すごく大きな壁があると思います。
厳密に公私混同を排除するのは非常に難しいです。常に自戒が必要だと思いました。