有能な人材は限られたリソースである

僕たちはもう、無責任な消費者ではいられなくなってしまった。
不安だから買いだめをする、という「消費者として当たり前な行動」が、この世界に不安と恐怖を拡大する行為だ、ということを思い知らされた。
ネットに「正確な情報を!」「責任者は逃げるな!」と叫び続けるのが事態の解決に繋がらず、逆に有能な人材を「消費者への説明に使い潰す」ということも思い知らされた。

僕たちは誰もが「か弱き名も無き消費者」であるのと同時に、「顔の見えないモンスター」でもある。
これが3.11以降の世界の「僕たち」だ。


3.11以降の世界(2011年03月19日 11:17)
岡田斗司夫公式ブログ

 「有能な人材」が限られたリソースであるという事実に、私たちは気付かなければいけません。人間は平等であるというお題目が、このみんなが既に気付いている事実から目を背けさせるけれども、人間の能力は平等ではないのです。
 今後、日本はますます厳しい立場におかれますが、「有能な人材」を限りなく効果的に機能させないと、日本復興の目はないと思います。
 しかし、今の私は、日本がこれを成し遂げることに希望をもっています。