やる・やらないの判断は「月30万円の収入」

アドバイスその2 やる・やらないの判断は「月30万円の収入」


 ソウ・エクスペリエンス設立に当たっては、理想的なケースで展開できた場合の売り上げや利益などを試算したり、最低限必要のコストを考えたりもししました。この際、一番重要視したのは、「1人が月に30万円の収入(当時は2人だったので合わせて60万円)を得るには、どれだけの売り上げ及び期間が必要なのか」という2つの数字です。


 体験ギフトを1つ売ると、5000円の粗利があるとしましょう。1人で月30万円の収入を確保するには、月間で60個売ればいいと、至ってシンプルな計算になります。では、1カ月で60個売れるようになるまでには、どのぐらいかかるのか。これが1年以上かかるようであればちょっと厳しいし、2〜3 カ月で達成できそうなら今すぐにでもスタートしようなどと話をしていました。


「いいかげん」でなく、「好い加減」な組織::「未来の仕事」を考える

 社員が納得できる売上・利益目標の設定は非常に困難なものですが、上記はシンプルで受け入れられやすい目標設定方法だと思います。